• 2020.12.17
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夫婦と親子は『宿縁』深しというけれど…

私たち夫婦は、結婚してかれこれ18年になります。
独身の時「こんな人と結婚したいなぁ」と紙に書き出したりしてました。

たしか~
☆家族を大切にしてくれる人
☆私の両親を大切にしてくれる人
☆働き者で経済力のある人
☆浮気はしない人
などなど、

結婚した夫は自分が望んだ通りの人で、家族が一番大切で
本当に私の両親も大切にしてくれたし、働き者で仕事も一生懸命。
「絶対に浮気はしない。あなた一筋♡」と本人が断言しています。
人の面倒見がよくて、心配性で、趣味は掃除というくらい掃除好き。

その時書かなかったこと
☆穏やかな人
☆気長で怒らない人

なので、かなり熱い性格でパワーは全開。
家族からは“瞬間湯沸かし器”と言われていて、
突然「そこで怒るかぁ~!」というところで怒だしたり
おしゃべりで一人で延々と話していて、人の話は全く聞いてくれない。
言葉の最後に「バカヤロー」がつくヤンキー口調。
良くも悪くも反骨精神旺盛で、穏やかとはほど遠い性格。

そんな口調になかなか慣れなくて「こんちくしょう!」と思うこともしはしば。
そんな感情をふつふつと抱き
夫婦は『宿縁』というけど、「そんなことない!」なんて思ってました。
 

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そんな時受講した『パートナーシップコーチング一般講座』

相手との関係を、ひとつひとつひも解いて考えていくなかで
たくさんの不満はあったけど、
たくさんの愛も受け取っていたことに気づくことができました。

「お母さん、いつもお弁当ありがとう。美味しかったよ」
「お母さんの料理で、うちで飲むのが一番だなぁ」
「こうやって家族と一緒に入れることが、最高に幸せだぁ」
「今日は何事もなかったかぁ。何事もなく過ごせることが一番だ!」
「お母さん、ありがとう」……って

たしかに口は悪い人だけど、
たくさん「ありがとう」も伝えてくれていた。

人は自分の感情に振り回されてしまっている時は、大切な本質を見落としてしまっているかもしれない。
その時の私は、相手の足りないところばかり、足りないところしか見ていなかった。
与えてくれていた、たくさんのものを見落としていました。

それを気づくことができたとき「あぁ、私って結構幸せだったんだ💛」と思えたんです。
 

先日、あるプロジェクトのワークで、80歳になった私が、60歳の私に何を伝えるか想像して
『80歳の私から、60歳のあなたへ』という手紙を書いたんです。

夢をかなえているか? 頑張った自分をねぎらい、これからも悔いのない人生を送ろう…と。

そして、夫について
「そうそう、旦那さんも大事にしてくださいね。
あなたが選んだ人だよ。あなたを成長させてくれる人だよ。そして、あなたを必要としてくれている人だよ。忘れてはいけないよ」
と書いていました。

80歳の私は(いえ、今の私は心の奥底で)ちゃんと何が大切なのか分かっていて、
私が選んだ人で、私を成長させてくれる人で、私を必要としてくれている人
そして夫婦はやっぱり『宿縁』で結ばれているのかな。
と思うのであります。

夫婦はお互いに未完成の未熟者です。
だからお互いを許せなくてケンカしたり、許るしあって喜びを共有したり、
とても忙しいのです。

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問題や苦労のない家庭など、どこにも存在しない。
全てが満ち足りているならば、楽かもしれない。
しかし、そこには、人間としての成長も、本当の幸福もない。
どんな悩みも、たくましい楽観主義で、悠々と人生を切り開いていけば良い

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PAA認定パートナーシップコーチ  大野克子

パートナーシップ

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