絵本「おおきなかぶ」から子供達へ伝えたいこと
絵本「おおきなかぶ」は子どもが小さい頃、
よく読み聞かせしてあげていました。
小学生の時も、発表会の劇で「おおきなかぶ」をやりましたね。
「うんとしょ、どっこいしょ」
おじいさんから始まって、おばあさん、孫、イヌ、ネコ、
そして最後にネズミが加わり、やっとかぶは抜けるのです。
みんなで掛け声して、楽しく読みました。
みんなで協力する大切さを教えてくれている話であるとともに
なかなか抜けないカブの最後に加わるのが、小さなネズミというのが
とてもこの絵本の深さを感じます。
おおきな巨人ではなく、小さなネズミ。
『ネズミさんの力はとても小さいけど、
ネズミさんが来る前にあきらめてしまっていたら
カブは抜くことはできなかったね。』
くじけそうなときも、あきらめないで努力することの大切さを
教えてくれているとも思えます。
子供達だけでなく、私達おとなにも通ずるメッセージを感じます。
夢や目標に向かって努力していても、なかなか結果が出なかったり、
無駄なんじゃないかと途中で投げ出したくなったりすることもあるけど
もしかしたら、実はすぐそこに努力の成果が待っているかもしれない。
あきらめてしまっていたら、夢や目標はつかむことはできない。
その小さな努力の大切さを忘れずに、チャレンジしていこう。
そんな大切なことを教えてくれているから、時代と国境を越えて
きっと永きに渡り読み継がれているのかな。
今度お子さんに「おおきなかぶ」を読んであげるとき、
ぜひ大切なメッセージも一緒に伝えてあげてくださいね。
MCS認定マザーズティチャー 大野克子